diary

“Quem deseja ver o arco-íris, precisa aprender a gostar da chuva.” @pyi46

「夢」と「麻雀」と「きっかけ」と。

 

こんばんは(見る人の都合は考えずに僕が書いてる時間がこんばんは)

今日は麻雀について少し話したいと思います。

麻雀が分からない人にもなるべく分かるように話すつもりなので、気が向いたら読んでください。

 

僕は麻雀が大好きです。

麻雀の何が好きなのかをここで語り始めたら夜が明けてしまいますので割愛しますが、よく麻雀が好きな人は、「麻雀は人生そのものだ」とか「麻雀には人生が集約されている」とか言います。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、僕もそう思う部分があります。

 

ここで麻雀を知らない人にざっくりと麻雀を説明します。

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1番最初に手元に13個(麻雀では牌(はい)と呼ぶ)が配られて、伏せられた牌を一つ持ってきて、合計14牌の中から一つを捨てる。

それを繰り返して上がりを目指すゲームです。

与えられた14牌の中には、捨てる候補がいくつか出てきます。その中から一つだけを選んで捨てなければいけません。

どれを捨てればいいのか分からない時も、決して次に持って来れる牌を見てから選ぶことも、捨てるのを先送りすることも、二つ持ってきて二つ一気に捨てることも出来ません。

絶対に、一つを持ってきて、一つを選んで捨てる。

パスも、スキップも、間違えたからといって巻き戻して変えることも出来ません。

 

14牌の捨てる候補の中から、例えばAを選ぶと、伏せられた牌の中に自分が欲しい牌が6個残ってる。Bを選ぶと、2個しか残ってないとします。

だけどAを選んでも必ず上がれるとは限りません。

「Bを選んでおけば上がれたのに…」となることも多々あります。

それに、伏せられた牌に何が残ってるのかは分かりません。6個残ってるつもりでAを選択しても、実際には1個も残ってない事もある。

 

麻雀は運の要素が強いゲームと言われてます。

100%運だと言う人もいるし、80%運だと言う人も、50%運だと言う人もいます。

その原因は、この「1番最適な手順を踏んだとしても、それが結果に結びつくとは限らない」所から来てるんだと思います。

 

だけど100%実力だと言う人もいます。

裏目に出ることもあるけど、長い目でみたら最適な手順を選んでる人が勝つのだから、短いスパンでは判断しないと。

 

麻雀が運のゲームなのか、実力のゲームなのかは、麻雀打ちの永遠の議題とも言われています。

 

 

さて。

突然ですがこの前東京に遊びに行ってきました。

有難い事に、ツイッターをしてると僕みたいなおっさんにも会ってみたいと言って下さる方が時々現れます。本当に有難いのですが、全ての人に会える程の時間は無く、申し訳なさも抱えつつ、今回はDMやお題箱を使って悩み相談や深い話までしてくれた方に会うことにしました。

 

乃木坂は、学生や20代前半のファンがとても多いと感じます。

その年頃は、自分がどんな道に進むべきか、それを考えたり悩んだりする時期でもあります。

僕のFFにも、夢を追いかけてる人、夢を探してる人、進路に悩んでる人もいます。

 

今回会った2人は、夢の形は違いますが2人とも夢の為に行動をしてる人でした。

1人は地方から単身上京して一人暮らしをしながら夢を叶えるために日々努力をしてる人、もう1人は夢のために海外に行ってホームステイをした事まである人。

どちらも僕には眩しすぎて話すことも躊躇うような、とても立派な人でした。

何を目指しているのかは2人のプライバシーもあるので伏せておきますが、いつか立派な俳優、プロサッカー選手になる日が来るといいな、と心から応援しています(うっかり言っちゃう人)

 

 

麻雀の話に戻ります。

 

14個の手牌の中から、Aを切れば、Bを切るよりも上がれる確率は高い。

だけど、絶対に上がれる訳ではない。

Bを切っていたら上がれていたって局面もある。

その答えは伏せられた牌を持ってくるまでは誰にも分からない。

選択肢を間違えていても、やり直すことも出来ない。

これって人生に似てるなって思います。

 

自分がどの道を進むのか、AとBの選択肢があったとして、Aを選んだ後に、Bを選んでおけば良かったなと思うこともあると思います。だけどやり直すことは出来ない。

では、そこでBを選んでおけば良かったと後悔するのか。Bを選ぶのが正解だったのか。

僕はそうじゃないと思います。

 

与えられた手牌の中から、たった一つだけを選ばなければいけない。

どんなに選択が難しい局面でも、様々な事を考え、自分に取って最適な牌を切る。

もし切った牌が裏目に出てしまっても、それが間違った選択肢だったのかというと、そうじゃない。

切った瞬間が、自分で考えて選んで切った事が正解なんです。結果は後からついてきたものです。

 

麻雀にはプロが存在します。

だけど、麻雀はプロが素人と対戦して素人が勝つことも多々あります。

じゃあプロと素人との差はなんなのか。

それは、AとBの選択肢が出された時に、プロは自分で考えてAを選んで切ることが出来る。

素人は、ただなんとなくAの方が良さそうだなくらいの感覚でAを切る。Bを切る時もある。それでも勝てる時もある。

 

その差だと思います。

 

仮に人生に当て嵌めるなら、選択肢を迫られた時に、しっかりと考えてその道を選ぶか、なんとなく良さそうだからとその道を選ぶかの差です。

 

この前会った2人は、この先の結果がどうなろうと、もう正解の道を選んでるなと、そう思いました。

だから結果がどうであれ、悔いなく頑張って欲しいなと、もし夢に手が届かなくても後悔する必要はないんだよと、僕はそう思いました。

今回はこれが伝えたかったので、本人に伝わると幸いです。

 

麻雀の話に戻ります。

 

麻雀は、1番最初に配られる13枚はランダムです。

ものすごく良い時もあれば、悪い時もあります。

どんなに悪くても、交換する事は出来ません。

その与えられた手牌の中で、上がりに向かって自分なりに精一杯頑張ります。

 

人生はとても理不尽なものだと思います。

生まれた場所、年代、環境、更に性別、体型、顔立ち。全てが平等ではありません。

だけど交換する事は出来ない。

与えられた人生を、自分なりに精一杯頑張るしかないです。

 

与えられた手牌は、最初は選択肢が沢山あります。

だけど進行していくにつれて、切るべき牌は限られてきます。選択肢は減っていきます。

 

「生きるとは選択肢たった一つを選ぶこと」

 

僕はこの歌詞が好きなんですが、この「たった一つ」の「たった」に、物凄く深い意味を感じます。

 

たった一つとは、「無数の選択肢の中からたった一つしか選べない」こともあるし、「限られた選択肢の中からたった一つだけを選べばいい」時もあると思います。

たかが一つ、されど一つです。

 

状況にもよりますが、歳を重ねることは、選択肢が減っていく事にも繋がると思います。

 

若さは、たった一つを選べる時期です。

 

僕は偉そうな事を言えるような人生を送ってきてる訳じゃありません。

だけどこれを読んでる貴方より歳を重ねてる事だけは確かです(希に例外もいらっしゃると思いますが)()

だから反発せずに聞いて頂けたら嬉しいなと思います。

 

麻雀には人の本質がよく出ると思ってます。

運の要素が強いから思い通りに行かない事が多い。

自分の方が実力があるのに負けてしまうこともある。そーゆー時に、すぐに不機嫌になる人、イライラをあらわにする人、それを周りにぶつける人。また、勝ってる時だけ上機嫌な人もいます。

 

何かを選んで行動した。その結果は、全て自分が選んで起きたことです。勿論様々な外的要素も加わることもあるでしょう。だけど、それも含めて、全てが自分の責任だと僕は思います。

 

上手くいかなかった時にどんな行動に出るか。

それもとても大切なことだと思います。

 

これを読んでる人には、夢を叶えるために何かを頑張ってる人もいると思います。

 

たった一つの人生を、後悔のないように、自分の意思で選んで欲しいなと、その結果がうまくいかなくても、選んだ事が正解だと言えるような選択をして欲しいなと、そう思います。

 

説教臭くなってしまってごめんなさい。

 

いやー、飛鳥ちゃんは可愛いですね(そう言っとけばなんとかなると思ってる人)